喜多方高校生活部が地元産キクイモで「きせ菊のMix」を開発 給食の食べ残し課題克服へ
福島県喜多方市の喜多方高校生活部は、地元で生産される「キクイモ」を活用したまぜご飯のもと「きせ菊(き)のMix」の商品開発に成功した。この取り組みは、学校給食における白米の食べ残しが多いという課題を解決することを目的としており、手軽に食べられるご飯のお供として考案された。
地元産素材をふんだんに活用した商品の特徴
「きせ菊のMix」は、しょうゆベースの味付けが基本となっており、アレンジ方法も豊富に用意されている。調味料には地元産のしょうゆや日本酒を採用し、具材にはチャーシューやメンマを加えることで、喜多方らしさを存分に表現した。さらに、子どもたちに親しみを持ってもらうため、パッケージには生徒自身が考案したオリジナルキャラクターをデザインしている。
商品開発の背景と今後の展開
生徒たちは、福島県などが設立するFukurum(フクラム)カード推進協議会の「ふくしまの未来を創るFukurum基金」を活用し、2021年からキクイモを使った商品開発に継続的に取り組んできた。今回の「きせ菊のMix」は、その成果の一つとして位置づけられている。
今後は、大型観光企画である「ふくしまデスティネーションキャンペーン(DC)」の関連イベントなどで販売を予定しており、地域の魅力を広く発信する機会としても期待が寄せられている。
完成報告会での生徒と市長のコメント
12日には、商品の完成を報告するため、生徒たちが喜多方市役所を訪問した。生活部の部長を務める田中優奈さん(2年)は、「良い商品が開発できたと感じています。卒業までにもう一品、新たな商品を開発したいと考えています」と意欲的な姿勢を示した。
試食を行った遠藤忠一市長は、「喜多方の特産品を対外的に売り出そうという生徒たちの熱意が強く伝わってきました。地域活性化につながる素晴らしい取り組みです」と称賛の言葉を述べた。
このプロジェクトは、地元産品の活用を通じて、給食課題の解決と地域経済の活性化を両立させるモデルケースとして注目を集めている。



