武雄アジア大学が開学、入学者は定員の3割未満37人…学生確保が喫緊の課題に
武雄アジア大学開学、入学者37人で定員大幅割れ (04.04.2026)

武雄アジア大学が開学、入学者は定員の3割未満37人

佐賀県武雄市にこの春、新たに誕生した私立の「武雄アジア大学」で4日、開学式と入学式が行われた。これにより、佐賀県の4年制大学は、これまで島根県と並び全国で最も少なかった2校から、同大を加えて3校目となった。

しかし、入学者は定員140人の3割に満たない37人にとどまり、今後の学生確保が喫緊の課題として浮上している。開学式・入学式では、新入生代表の水田菜々美さん(18)が宣誓を行い、小長谷有紀学長が激励の言葉を述べた。

地域貢献を目指すも、入学者数は厳しい現実

武雄アジア大学は、学校法人「旭学園」(佐賀市)が運営する私立大学で、東アジアの文化や歴史を学ぶ東アジア地域共創学部の1学部1学科を設置している。進学に伴う若者の県外流出抑制や、地域を担う人材育成が期待されるとして、建設費約30億円のうち、約13億円を武雄市、約6億5000万円を佐賀県が補助した。

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教職員は常勤・非常勤を合わせて計約50人を予定しており、専門性の高い教育環境が整えられている。しかし、入学者が定員を大幅に下回った理由について、大学側は以下の点を説明している。

  • 大学の設置認可が昨年8月となり、受験生への周知が不足した
  • 当初は39人の入学予定だったが、うち2人が辞退した

今後の対策と新入生の決意

同大学は来年度の募集に向けて、オープンキャンパスの回数を増やすことや、職員が県内外の高校に出向いて知名度向上を図る方針を明らかにしている。小長谷学長は式典で、「専門性の高い教員との距離が近い。一緒に夢を追いかけて実現しよう」と呼びかけた。

新入生代表の水田さんは、「1期生として入学できることを光栄に思う。自分たちがこの大学の新たな伝統を創り上げる覚悟を持っている。希望に満ちた一歩を踏み出す」と力強く誓った。

武雄アジア大学の開学は、佐賀県の高等教育の充実に寄与する一方で、学生確保という現実的な課題に直面している。今後の取り組みが注目される。

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