群馬大学情報学部、2028年度から女子特別枠を新設 推薦型選抜で最大10人
群馬大情報学部に女子枠 28年度から推薦型最大10人

群馬大学情報学部が女子特別枠を新設 2028年度入試から推薦型で最大10人

群馬大学は、2028年度の入学者選抜から情報学部の学校推薦型選抜に女子特別枠を新設することを正式に発表しました。この特別枠は最大10人を想定しており、情報系分野における長年の課題である女子学生比率の低さを是正するための重要な施策となります。

女子学生比率が想定を下回る現状

同学部は2021年度に新設されましたが、開設後5年間の入学者データを見ると、男子588人に対して女子は361人となっています。大学側は当初、年間定員170人のうち女子を80~85人程度と見込み、男女比率がほぼ半々になることを想定していました。しかし実際には70人余りに留まり、期待した水準を下回る状況が継続しているのです。

この状況を打破するため、同学部では多様な視点の確保が教育・研究において不可欠であると判断。特に情報学部が掲げる文理融合型の教育や、人工知能(AI)、データ活用、社会課題の解決に取り組む学部特性を考慮すると、女性の視点を含む多様な属性・価値観が重要だと考えています。

Pickt横長バナー — Telegram用の共同買い物リストアプリ

入試制度の具体的な変更点

2028年度入試における具体的な変更点は以下の通りです:

  • 学校推薦型選抜の募集人員を現行の50人から60人に拡大
  • 増加分の10人を女子特別枠として新設
  • 一般選抜の前期日程は96人から75人に減少
  • 後期日程は24人から35人に増加
  • 総定員170人は変更せず維持

同学部の倉沢良徳副事務長は、女子枠を推薦型選抜に設定した理由について「推薦入試では意欲や適性の高い学生を受け入れやすいことに加え、県内の女子高等学校などからの進学を積極的に促したい考えがある」と説明しています。

慎重な導入と今後の展望

女子特別枠を10人に限定した背景には、「制度変更の影響を見極めながら、まずは無理のない範囲で導入するため」という慎重な姿勢があります。群馬大学内で女子枠を設けるのは今回が初めての試みであり、現時点では他学部への拡大は検討されていません。

この取り組みは、情報技術分野におけるジェンダー格差の解消に向けた重要な一歩として注目されています。大学関係者は、多様な人材が集まることで、より創造的で社会に貢献できる研究環境が醸成されることを期待しているのです。

Pickt記事後バナー — 家族イラスト付きの共同買い物リストアプリ