山陰・因美線にIC改札新設へ 2027年春からICOCA利用拡大で利便性向上
山陰・因美線にIC改札新設 ICOCA利用拡大で利便性向上

山陰・因美線にIC改札新設へ 2027年春からICOCA利用拡大で利便性向上

JR西日本は、2027年春から山陰線の下北条駅から淀江駅までの11駅と、因美線の4駅に交通系ICカード「ICOCA」対応の改札機を導入することを発表しました。この計画により、鳥取県内の山陰線はほぼ全駅でICOCAが利用可能となり、乗り継ぎの利便性が一気に向上することが期待されています。

現在の状況と課題

現在、鳥取県内ではJR境線のワンマンカー車内や、伯耆大山駅、米子駅、鳥取駅、倉吉駅など一部の駅にのみIC改札機が設置されています。そのため、設置駅でICOCAを使って改札を通っても、未導入の駅では利用できない状態が続いており、県や関係自治体がJR西日本に設置駅の拡充を要望していました。

今回の導入により、山陰線の鳥取駅から米子駅間の全駅でICOCAが使えるようになります。また、智頭急行も智頭線の4駅でIC改札機を設置する予定です。

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特急列車への対応と今後の展望

京阪神と鳥取県内を結ぶ特急「スーパーはくと」の京都駅から倉吉駅間や、「スーパーいなば」の岡山駅から鳥取駅間も、智頭急行が対応したことに伴い、ICOCAでの乗降が可能となります。一方、因美線の河原駅から因幡社駅間などは未導入のままとなり、JR西日本は駅の利用状況などを踏まえて今後の検討を進めるとしています。

JR西山陰支社は、「不便をおかけしてきたが、多くの方にスムーズに利用してもらえるようになる」とコメントしています。

IC改札機を新設する駅一覧

新たにIC改札機が設置される駅は以下の通りです。

  • 山陰線: 下北条、由良、浦安、八橋、赤碕、中山口、下市、御来屋、名和、大山口、淀江
  • 因美線: 津ノ井、東郡家、郡家、智頭
  • 智頭線: 智頭、大原、佐用、上郡

バスでのICOCA導入も進む

公共交通機関の利便性向上は鉄道だけにとどまりません。日ノ丸自動車と日本交通が県内で運行する全ての路線バスなどでも、3月21日からICOCAが利用できるようになります。

両社の県内路線バスと空港連絡バス(鳥取空港―鳥取駅間、米子空港―米子駅間)、観光周遊バス「ループ麒麟獅子」が新たに対象となります。鳥取市の循環バス「くる梨」や米子市の循環バス「だんだんバス」は、すでに利用が始まっています。

乗車時には乗車口のリーダーにICOCAをタッチし、降車時は別のリーダーにタッチする方式が採用されます。県やバス事業者などで構成する協議会が導入を検討してきました。

キャンペーンと期待される効果

導入に伴い、3月21日からは通常2000円(チャージ額1500円、デポジット料500円)のICOCAカードを1500円で販売するキャンペーンが実施されます。デポジット料は協議会が負担し、先着500人に1枚ずつ、鳥取バスターミナルなど県内6か所で販売される予定です。

協議会事務局は、「これを機に、より多くの県民や観光客が公共交通機関を使って色んな場所に出かけてほしい」と期待を寄せています。問い合わせは協議会事務局(0857-26-7641)まで。

今回のICOCA利用拡大は、鳥取県内の公共交通ネットワークを強化し、地域活性化にもつながることが期待されています。鉄道とバスのシームレスな連携により、観光や日常の移動がより快適になるでしょう。

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