君津市、久留里線廃止に伴う代替バス運行計画を発表
千葉県君津市は、来年4月1日に廃止が予定されているJR久留里線の一部区間について、代替バスの運行を2026年3月中に開始する方針を正式に決定した。この計画は、同市が23日に開催した第4回市地域公共交通会議において明らかにされたもので、地域住民の移動手段を確保する重要な施策として位置づけられている。
具体的な運行スケジュールと運賃案
市が示した計画によれば、まず今年4月からバスの運賃案について市の公式ホームページで広く意見を募集する。その後、4月から5月にかけて運行業務委託の入札手続きを進め、落札した事業者とは6月中旬に契約を締結する予定だ。運賃などの最終決定は6月下旬までに行われる見込みである。
代替バスは、廃止される久留里-上総亀山間の9.6キロを中心に、合計18の停留所を設置する計画となっている。特に「久留里駅」と最も離れた「亀山やすらぎ館」を結ぶ区間では、1日あたり13往復の運行が予定されており、通勤や通学の利便性を高める配慮がなされている。
運賃体系と特典
運賃案では、大人200円、小中高校生100円という均一料金が提案されている。さらに、通学する生徒向けには無料の通学パスを発行する方針で、教育負担の軽減にも配慮した内容となっている。この運賃体系は、地域住民の意見を反映させながら最終決定される予定だ。
JR東日本との合意内容
廃線に伴う代替交通手段の整備については、君津市とJR東日本が重要な合意に達している。JR側は代替バスの運営費として、今後18年間にわたり総額20億円を拠出することを条件に合意した。この資金援助により、持続可能な公共交通サービスの維持が期待されている。
会議の構成と今後の展望
地域公共交通会議には、地元住民代表、国土交通省および千葉県の職員、学識経験者など合計21名の委員が参加している。多様な立場からの意見を集約し、地域に最適な公共交通システムの構築を目指す姿勢が示されている。
君津市のこの取り組みは、地方都市における公共交通網の維持・改善の好事例として注目を集めており、今後の実施状況が多くの関係者から注目されることになりそうだ。



