リニア静岡工区の早期着工にめど、金子国交相が専門部会の終了を評価
金子国土交通相は3月27日の閣議後記者会見で、リニア中央新幹線の静岡工区について、早期着工にようやくめどが立ちつつあると感じていると述べました。これは、静岡県を流れる大井川の水量減少など、地元の懸念事項の解消に向けて、県、JR東海、有識者らが行ってきた専門部会での議論が3月26日に終了したことを受けた評価です。
専門部会が全項目を了承、着工判断への道筋が開ける
専門部会では、水資源や生物多様性など、これまで課題とされてきた項目が全て了承されました。鈴木康友静岡県知事は、着工判断の条件として全項目の了承を挙げており、この進展は大きな意味を持ちます。今後は、JR東海による住民説明会の状況なども踏まえ、着工の是非が判断されるとみられます。
金子国交相は、「今後の手続きが丁寧かつスピード感を持って進められることを期待している。1日も早い開業に向けて、関係自治体やJR東海と連携し、しっかりと取り組んでいく」と強調しました。リニア中央新幹線の開業に向けた取り組みが、新たな段階に入ったことを示す発言です。
リニア中央新幹線の概要と今後の展望
リニア中央新幹線は、東京と大阪を結ぶ超電導リニア方式の高速鉄道で、静岡工区はその重要な区間の一つです。これまで、環境影響や地域の懸念が着工を遅らせてきましたが、専門部会の議論終了により、これらの課題が一定の解決を見た形です。
今後のスケジュールとしては、以下の点が注目されます:
- JR東海による住民への丁寧な説明会の実施
- 静岡県による着工判断の最終的な決定
- 国交省と関係機関との連携強化
金子国交相の発言は、プロジェクトの前進に対する強い意欲を反映しており、早期着工と開業実現への期待が高まっています。



