熊本空港の無料タクシー「空港ライナー」が有料化へ 利用者増加で収益を輸送力強化に充てる
熊本空港ライナー有料化へ 利用者増加で収益を輸送力強化

熊本空港の無料タクシー「空港ライナー」が有料化へ 利用者増加で収益を輸送力強化に充てる

熊本県は、熊本空港(熊本県益城町)とJR肥後大津駅(同県大津町)間を往復する無料タクシー「空港ライナー」について、夏頃から有料化する方針を明らかにしました。空港利用者の増加に伴い需要が高まっており、収益は輸送力強化などに充てられる計画です。

利用者数が過去最高を記録

県交通政策課によると、空港ライナーは9人乗りのジャンボタクシーで、空港サービスの一環として2011年に試験運行を開始し、2017年に本格導入されました。現在は1日54便を運行しており、昨年度は過去最高の約15万3000人が利用しました。今年度の利用者はさらに上回る見込みで、需要の高まりが続いています。

運行費用の増加が背景

今年度の運行費用は約5000万円ですが、燃料費高騰の影響などで経費が増加しているほか、年末年始といった繁忙期には臨時便を出すなどしており、無料での運行を見直すことにしました。熊本県庁は、利用ニーズに合わせて時間帯によっては運行便数を増やす計画を立てています。

利便性向上を目指す

県議会の代表質問に答弁した企画振興部の富永隼行部長は、「より利便性の高い運行を実現し、好調な需要に対応できるよう取り組んでいく」と述べました。有料化による収益は、輸送力の強化やサービス改善に充てられ、利用者の利便性向上が期待されます。

この決定は、空港ライナーの持続可能な運営を目指すもので、地域の交通インフラ整備の一環として注目されています。熊本県は今後も利用者の声を反映させながら、効率的な運行体制を構築していく方針です。