リニア神奈川県駅の巨大シールドマシン完成、時速500キロの新幹線と同時進行で街づくり加速
リニア神奈川県駅のシールドマシン完成、街づくりも進行

リニア神奈川県駅の地下トンネル掘削用シールドマシンが完成、報道陣に公開

相模原市緑区のJR橋本駅近くで進むリニア中央新幹線「神奈川県駅(仮称)」の周辺工事において、地下トンネル掘削のための巨大シールドマシンが完成し、2月27日に報道陣へ公開されました。この工事は、最大時速500キロで走行するリニア車両の通過に向けた重要な一歩であり、同時に市が推進する駅周辺の産業振興と新たな街づくり戦略も着実に進行しています。

時速500キロのリニアが通過する本線部分の工事が着々と進展

公開された現場では、神奈川県駅の現状が明らかにされ、工事が進む本線や副本線部分が披露されました。地上に設置された桟橋から工事現場を見下ろすと、完成した一部の地下2階部分の床が確認でき、その下を通る本線をリニアが高速で通過する予定です。この進捗は、2026年の開業目標に向けた重要なマイルストーンとなっています。

外径14メートルの巨大シールドマシンがトンネル掘削を担う

駅西端部には、組み立てが完了した外径14メートルのシールドマシンが設置されていました。このマシンには562個の鉄製の刃が備わっており、前面が回転することで土を削り進みます。1日平均約20メートルの掘削が可能で、相模原市緑区の橋本から大島までの約3.6キロに及ぶ「第2首都圏トンネル」の建設を担います。掘削開始時期は未定ですが、地上の地権者との区分地上権設定が終了次第、工事が開始される見込みです。JR東海中央新幹線建設部の吉川太郎担当部長は、「安全第一を徹底し、一日も早く工事を進められるよう努めます」と語りました。

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相模原市が推進するリニア駅周辺の産業振興と街づくり戦略

相模原市は昨年11月、「リニア駅周辺まちづくりイノベーション戦略」を公表し、駅周辺を中心とした産業振興を加速させています。これまで市は、神奈川県やJR東海などと連携し、最先端技術の創出拠点「FUN+TECH LABO」の設置や、県央・多摩地域の企業・大学が参画するネットワーク形成事業に着手してきました。新戦略は、さらなる産業振興を推進するために策定され、以下の三つの基本構想から成り立っています。

  • 研究・開発・製造の集約:首都圏などの産業振興の中心地として機能させる。
  • 企業・研究者の連携促進:新たな事業開発に挑戦できる仕組みを構築する。
  • 市民参加型の街づくり:最先端技術を体感できる環境を整備する。

戦略達成のための具体的な目標も設定されており、例えば2月26日には、相模原市役所で会話が可能な掃除ロボットの実証実験が実施されました。これは市内企業「アマノ」とパートナー企業「スピーシーズ」(東京都三鷹市)が手がけたもので、市はこうした企業間連携を神奈川県駅周辺でさらに加速させたい考えです。市地域経済政策課の担当者は、「相模原市をイノベーションが活発に起こるエリアとするため、今後も多様な施策を展開していきます」と意欲を語っています。

リニア中央新幹線の工事と並行して、相模原市は持続可能な成長を目指し、技術革新と地域活性化を両立させる取り組みを強化しています。このプロジェクトは、交通インフラの整備だけでなく、新たな経済基盤の構築にも寄与することが期待されています。

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