両陛下とマクロン夫妻、通訳抜きで親密な昼食会
天皇皇后両陛下は2026年4月2日、来日中のフランスのエマニュエル・マクロン大統領夫妻を皇居・御所に招き、会見と昼食会を開催しました。この日は通訳や随員を同席させず、両陛下と夫妻の4人だけで歓談するという親密な場となりました。
御所でのもてなしは異例の対応
宮内庁によると、首脳会談などの公務目的で来日した賓客を、住まいである御所での昼食に招待するのは珍しいケースです。背景には、両陛下とマクロン夫妻の長年にわたる交流があります。
天皇陛下が皇太子時代にフランスを訪問した際、夫妻はベルサイユ宮殿で晩餐会を主催。2019年には両陛下が皇居・宮殿で夫妻を迎え昼食会を開いています。こうした経緯を踏まえ、今回はより私的な空間である御所でもてなすことになりました。
フランス語で歓迎、漫画談義も
両陛下は午前中、マクロン大統領とブリジット夫人を御所の車寄せで出迎え、フランス語で親しげにあいさつを交わしました。その後、小広間での会見では、日本の漫画がフランスで高い人気を博していることが話題に。
両陛下が「どのような作品が人気ですか」と尋ねると、マクロン氏は『ドラゴンボール』や『ワンピース』などの代表作を挙げ、両国の文化的な結びつきについて語り合ったといいます。
通訳抜きの4人だけの昼食会
昼食会は通訳や随員を同席させず、両陛下とマクロン夫妻の4人だけで行われました。この形式により、より自由で深い対話が可能になったと見られます。
宮内庁関係者は「御所での私的なもてなしは、両陛下と夫妻の信頼関係の深さを示すもの」と指摘。外交儀礼を超えた親密な交流が実現した格好です。
今回の昼食会は、2019年の宮殿での会合に続く「再会」となりましたが、場所を御所に移したことで、よりくつろいだ雰囲気の中で日仏の絆を確認する機会となりました。両陛下とマクロン夫妻の温かい交流が、今後の両国関係にも良い影響を与えることが期待されます。



