環境省は30日、2024年度の温室効果ガス排出削減量が政府目標に達しなかったことを受け、既存の地球温暖化対策のうち9項目を重点的に点検し、強化する方針を明らかにした。家庭の省エネルギー化や発光ダイオード(LED)照明の普及、フロン対策などを通じて削減量の増加を図る。
目標未達の背景
同日開催された専門家会合で、同省は「24年度断面では、目標の目安に達していない」と説明。エネルギー起源の排出削減では、産業部門以外の運輸部門や家庭部門、発電部門などで進捗が遅れていることが要因と指摘した。また、エネルギー起源以外では、温室効果が二酸化炭素(CO2)の最大1万倍超に上り、家庭用エアコンの冷媒として使われるフロン類の対策も遅れているという。
強化する9項目
環境省は今回の点検で、特に効果が見込まれる9項目を選定。具体的には、住宅の断熱性能向上や高効率給湯器の導入促進、LED照明のさらなる普及、業務用冷凍空調機器のフロン対策強化などが含まれる。これらの対策を徹底することで、2025年度以降の削減量増加を目指す。
今後のスケジュール
環境省は今後、各項目について関係省庁と連携し、具体的な強化策を年内にまとめる方針。また、国民や企業への周知徹底を図り、目標達成に向けた取り組みを加速させる考えだ。



