佐賀市で外来種水草の駆除作業、市民ボランティアが生態系保護に貢献
佐賀市中心部を流れる多布施川において、繁殖力が強く生態系に悪影響を及ぼす外来種の水草「コウガイセキショウモ」の駆除作業が3月20日に行われました。この活動には、市民約60人がボランティアとして参加し、地域全体での環境保全への取り組みが活発化しています。
佐賀南ロータリークラブ主催で毎年実施、3回目の駆除作業
駆除作業は、佐賀市の佐賀南ロータリークラブ(山本正樹会長)が主催し、毎年この時期に実施されています。今回で3回目となる作業では、参加者たちが同市水ヶ江の公民館に集合し、NPO法人「SATOMORI」の担当者から事前説明を受けました。担当者は「コウガイセキショウモが繁殖すると、川や水路を覆い、大きな魚ですら身動きができなくなるなど、生態系に深刻な影響を与えます」と強調し、駆除の重要性を訴えました。
市民ボランティアが協力して水草を除去、初参加の中学生も活躍
説明後、参加者たちは3班に分かれて多布施川に入り、くわを使って水草を根元から抜いたり、下流へ流れないよう網ですくったりする作業に取り組みました。初めて参加した龍谷中学校2年生の山口啓太君(14歳)は「作業はきつかったけれど、みんなで力を合わせて駆除することができ、達成感がありました」と感想を語りました。このように、若い世代も含めた市民の積極的な参加が、活動の継続性を支えています。
地域全体での活動継続を願う声、生態系保護への取り組みが拡大
山本正樹会長は「この駆除作業が地域全体で続いていってほしいと願っています。外来種の拡大を防ぐことは、多布施川の自然を守り、豊かな生態系を維持するために不可欠です」と述べ、活動の意義を強調しました。佐賀市では、こうした市民参加型の環境保全イベントが定着しつつあり、外来種問題への意識向上にもつながっています。今後も、行政やNPO法人と連携しながら、持続可能な自然保護活動が期待されます。



