ガソリン価格が一夜で35円急騰、イラン情勢緊迫で原油高が直撃
ガソリン価格が一夜で35円急騰、イラン情勢で原油高 (12.03.2026)

ガソリン価格が一夜で35円急騰、イラン情勢緊迫で原油高が直撃

イラン情勢の緊迫化に伴う原油価格の高騰が、各地のガソリンスタンドに直撃した。2026年3月12日、福岡市博多区のあるガソリンスタンドでは、レギュラーガソリンの価格が前日から一気に35円も上昇。利用客からは「高いね」とため息交じりの声が上がり、先行きへの不安が広がっている。

「経験したことがない」店員も驚く急騰

福岡市博多区のガソリンスタンドでは、12日朝のレギュラーガソリン価格が1リットルあたり184円に設定された。これは前日の149円から実に35円もの大幅な値上げとなる。同区内の別のスタンドでも26円の値上がりが確認され、10年以上勤務する男性店員は「ここまでの急激な値上がりは、これまでの経験で一度もありませんでした」と驚きを隠せない。

価格表示の変更は一夜のうちに行われ、11日には値上げ前の駆け込み需要で店舗が普段よりも混雑したという。利用客からは値上げを前にした焦りのような動きも見られたが、12日には高騰した価格に直面し、「いつまでこの状況が続くのか」と不安を口にする声が相次いだ。

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油外商品への波及効果も懸念

今回の価格高騰は、ガソリンそのものだけでなく、洗車やオイル交換、タイヤ交換など給油に付随する「油外商品」の売り上げにも悪影響を及ぼす可能性が指摘されている。男性店員は「ガソリン価格が高いと、お客様の出費が増えるため、付随するサービスへの需要も減ってしまいます。全体の売り上げが落ち込むことが心配です」と語る。

さらに、「こういう状況は仕方ない面もありますが、いつまで高止まりが続くのか、価格がどこまで上がるのか、見通しが立たずにいます」と、先行きへの気がかりを明かした。原油価格の動向が不透明な中、事業者側も対応に苦慮している様子がうかがえる。

政府の対策発表も効果に時間か

こうした状況を受け、高市総理大臣は11日、石油備蓄を16日にも放出する方針を表明。今後ガソリン価格が上昇した場合には、補助金を活用して全国平均で1リットルあたり170円程度に抑制する対策を示した。

しかし、現場の店員からは「政府の措置が効果を発揮するまでには、ある程度の時間がかかるのではないでしょうか。その間も価格が高止まりする可能性があり、心配が尽きません」との声が上がる。緊急措置の即効性に対する疑問と、中長期的な価格安定への期待が交錯している。

国際情勢の変化が国内の燃料価格に直接影響を与える構図が浮き彫りとなり、消費者だけでなく事業者も「いつまで続くのか」という共通の不安を抱えている。原油市場の動向と政府の対応が、今後のガソリン価格の行方を左右する鍵となりそうだ。

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