品川区がストーカー・DV被害者に宿泊費助成 最長21泊、加害者には更生プログラム支援
品川区がストーカー・DV被害者に宿泊費助成 最長21泊

品川区がストーカー・DV被害者支援を強化 新年度から宿泊費助成と加害者更生プログラムを導入

東京都品川区は、ストーカー行為やドメスティックバイオレンス(DV)の被害が深刻化するのを防ぐため、新年度から画期的な支援策を開始する。被害に遭った区民が一時避難するホテルなどの宿泊費を最長21泊(3週間)分助成するほか、加害者に対しては更生プログラムの受講費を支援する「対策支援パッケージ」事業を実施する方針だ。

被害者支援:最長21泊の宿泊費助成で安全確保

都内23区の一部では、すでに1泊から4泊分の宿泊費を助成している自治体があるが、品川区は警察からの「被害者が対応を考えて行動するには一定程度の期間が必要」という助言を受け、より長期間の支援を決定した。具体的には、1泊あたり1万円を上限として、最大21泊まで助成を行う。性別による制限は設けず、幅広い被害者を対象とする。

この支援は、区役所だけでなく警察への相談者も対象としており、両機関が連携して早期の発見と対応を図る。区が関与することで、被害者は転居手続きやその他の行政サービスをワンストップで利用できる利点も生まれる。これにより、被害者が安全な環境を確保し、次のステップを踏み出すための時間的余裕が確保されることが期待されている。

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加害者支援:23区初の更生プログラム受講費助成

一方、加害者に対する更生プログラム受講費の支援は、23区で初めての取り組みとなる。費用負担をなくすことで、受講のハードルを下げ、再加害や加害行為の悪化を防ぐことを目的としている。民間が主催する講座を1人あたり10回程度受講できるようにし、1回あたり1万2000円の費用を助成する。

プログラムの内容は、医師や臨床心理士による専門的なカウンセリングに加え、受講者同士のグループワークなどを含む。これにより、加害者が自身の行動を振り返り、改善に向けた意識改革を促す効果が期待される。区は、この支援を通じて、根本的な問題解決に取り組む姿勢を示している。

盗撮対策:シールミラーの設置で抑止効果

ストーカー行為に伴う盗撮被害への対策も同時に実施する。駅や商業施設のエスカレーターなど、盗撮が発生しやすい場所に「シールミラー」を設置する計画だ。通常のミラーよりも広い範囲が映る特殊なミラーを使用し、盗撮を試みる者に監視されていることを意識させ、行為をあきらめさせる効果を狙う。

品川区のこの一連の施策は、被害者と加害者の双方にアプローチすることで、ストーカーやDV問題の根本的な解決を目指すものだ。新年度からの本格実施により、地域の安全安心の向上が期待されている。

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