JR西日本は29日、山口線の観光列車「SLやまぐち号」を牽引していた蒸気機関車「C57」について、試運転で問題がなければ、10月に運行を再開できる見通しになったと明らかにしました。JR6社などによる大型観光企画「山口デスティネーションキャンペーン(DC)」に合わせ、「貴婦人」と呼ばれる美しい姿が6年ぶりに復活します。
C57の歴史と修復作業
C57は1937年に製造され、1979年にSLやまぐち号に投入されました。愛称「デゴイチ」のD51とともに運行されていましたが、C57の車体と車輪をつなぐ車軸が破損し、京都市の車両基地で修理が行われていました。部品がすでに存在しないため、社員が手作りで対応する状況でしたが、作業は順調に進み、現在は構内を走行しながら動作の最終確認を行っています。9月に試運転を実施し、問題がなければ山口DCで運行される予定です。
運行再開の日程とセレモニー
運行再開日は、DCの初めての週末となる10月3日を目標としており、記念セレモニーも計画されています。また、客車の3号車も新しくなっています。JR西日本の飯田稔督・広島支社長は「大変お待たせしました。3日から運行できたら、これ以上ないDCのスタートです。山口の皆さんと盛り上げていきたい」とコメントしています。
C57の復活は、鉄道ファンや地域住民にとって待望のニュースであり、山口DCの盛り上げに大きく貢献することが期待されています。



