浜岡原発で停止時設備点検、データ不正受け県と御前崎市が初実施
浜岡原発で停止時設備点検、データ不正受け初実施

静岡県と御前崎市は28日、中部電力浜岡原子力発電所(御前崎市)において、燃料プールに保管されている使用済み核燃料の保管状況などを点検した。これまで津波対策などの安全対策工事を中心に定期的な点検が行われてきたが、浜岡原発の基準地震動をめぐるデータ不正問題を受けて市民の間に安全性への不安が広がったことを受け、今回初めて原発停止時の安全確保に必要な設備の点検を実施するに至った。

点検の背景と目的

浜岡原発内には現在、6542体の使用済み核燃料が保管されている。今回の点検では、4号機内にある1977体の保管状況に異常がないことや、燃料プール付近に設置された放射線モニターが正常に稼働していることが確認された。データ不正の発覚により再稼働の見通しが立たない中でも、使用済み核燃料が保管されている限り原子力防災対策の強化は不可欠であると御前崎市は認識している。

中部電力の対応と今後の予定

中部電力は市議会の要望を受け、1月から2月にかけて浜岡原発の安全性に関する総点検を実施。県と市は今回、その一部を確認した。今後は残りの点検内容や、1号機と2号機の廃止措置の実施状況についても点検を進める予定。御前崎市の石川勝俊GX推進課長は「今回の分については安全性が確認できた。残りについてもしっかりと確認したい」と述べた。

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今回の点検は、データ不正問題によって揺らぐ信頼回復への一歩として位置づけられ、県と市は引き続き厳格なチェック体制を維持する方針である。

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