関西電力美浜原発3号機(福井県美浜町)で8日に発生した蒸気漏れについて、関西電力と福井県は12日、発電機を回す高圧タービンの上部にあるキャップに穴が開いていたことが原因であると発表した。県は内側からの蒸気によって徐々に削られた可能性が高いとみている。
穴の詳細と原因調査
関西電力などによると、タービンのカバー上部にある二つのキャップのうち一つに、縦約1センチ、横約8センチの穴が確認された。キャップは厚さ約2センチの炭素鋼製だが、穴の周辺では最も薄い箇所で約1ミリしかなかった。運転開始以降、厚さ測定は一度も行われておらず、今後キャップを工場に運び、詳細な原因調査を実施する予定だ。
キャップの役割と安全面
このキャップは、もともと配管につなげるための接続部をふさぐためのもので、県内で稼働している他の原発には付いていない。タービンには放射性物質を含まない二次系の蒸気が通っているため、放射性物質の漏えいはないとされる。
事故の経緯
8日午前4時10分ごろに蒸気漏れが見つかり、約15分後に原子炉を手動停止した。同機は今年12月に営業運転開始から50年を迎える。関西電力は、再発防止策を徹底するとしている。



