三重県津市で高齢女性が車にはねられ死亡 横断歩道のない県道で発生
2026年4月3日、三重県津市の県道で痛ましい交通事故が発生した。道路を横断していた93歳の女性が乗用車とはねられ、搬送先の病院で死亡が確認された。
事故の詳細と経過
事故は4月2日午後3時20分ごろ、津市久居元町の県道で起きた。津市川方町に住む無職の松永志げさん(93)が道路を横断中、松阪市嬉野島田町のセラピスト喜田麻友美さん(51)が運転する乗用車と衝突した。
松永さんは腰などを強く打ち、直ちに市内の病院に緊急搬送された。しかし、懸命の治療の甲斐なく、事故から約7時間半後に死亡が確認された。病院側は、重傷による容態の急変が原因とみている。
現場の状況と運転者の状況
津南署の調べによると、運転者の喜田さんは帰宅途中だったという。現場は見通しの良い片側1車線の直線道路であったが、横断歩道は設置されていなかった。この状況が、歩行者と車両の接触を招いた一因と推測される。
警察は現在、事故の詳細な原因を究明するため、現場検証や関係者への聞き取りを進めている。速度超過や運転操作の誤りなど、運転者側に過失がなかったかも含め、慎重に調査を続けている。
地域社会への影響と安全対策の課題
この事故は、高齢化が進む地域社会において、歩行者の安全確保が急務であることを改めて浮き彫りにした。現場周辺は住宅地が広がっており、日常的に多くの住民が道路を横断している。
特に、横断歩道がなく見通しが良い道路では、ドライバーが歩行者の飛び出しを予測しにくく、事故リスクが高まる傾向にある。地域住民からは、横断歩道の設置や歩道橋の整備を求める声が上がっている。
警察と自治体は、同様の事故を防ぐため、道路環境の改善や交通安全啓発活動の強化を検討している。高齢者への注意喚起と、ドライバーに対する減速運転の呼びかけも併せて行う方針だ。



