危険な盛り土を宅配・送配電事業者が監視、福岡県などと5社が協定
危険な盛り土を宅配・送配電事業者が監視、福岡県などと5社が協定

福岡県などは13日、宅配事業者や送配電事業者と連携し、危険な盛り土に関する情報提供を求める協定を締結した。この取り組みは、2021年7月に静岡県熱海市で発生した大規模な土石流災害を受けたもので、同様の災害を未然に防ぐ狙いがある。

協定の背景と目的

熱海市の土石流災害では、大雨によって盛り土が崩落し、28人の尊い命が失われた。この悲劇を契機に、2025年5月には「盛土規制法」が制定され、全国的に危険な盛り土の監視体制強化が求められている。福岡県内でも、早期発見と迅速な対応を実現するため、民間事業者の協力を得ることにした。

協定参加機関と事業者

協定を結んだのは、福岡県、福岡市、北九州市、久留米市の4自治体と、宅配事業者3社(佐川急便、ヤマト運輸、日本郵便)、送配電事業者2社(九州電力送配電、クラフティア)の計5社である。これらの事業者は、日々の業務で県内各地を巡回しており、危険な盛り土の発見に大きな役割を果たすことが期待される。

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具体的な監視方法

事業者は業務車両に、特設サイトにアクセスできるQRコードが印刷されたステッカーを貼付する。荷物の配送や電線の点検などの業務中に、災害につながる可能性のある盛り土を発見した場合、QRコードから特設サイトにアクセスし、写真や盛り土の状況、場所などの情報を入力する仕組みだ。

また、一般市民からの情報も収集する予定で、広く県民の協力を仰ぐ方針である。これにより、より多くの目で危険な盛り土を監視し、早期対応を図る。

今後の展望

今回の協定は、官民連携による防災対策の一環として注目される。今後、他の地域でも同様の取り組みが広がる可能性があり、全国的な盛り土監視ネットワークの構築につながることが期待される。福岡県は、この協定をモデルケースとして、さらなる安全対策を推進する方針だ。

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