群馬県伊勢崎市の国道17号で2024年5月、飲酒運転のトラックが乗用車に衝突し、家族3人が死亡した事故は6日で2年を迎えた。遺族4人は発生時刻の午後4時15分に合わせて現場で献花し、静かに手を合わせた。
遺族の思い
亡くなった塚越寛人さん=当時(26)=の妻は「2年がたったことに実感がない」と声を詰まらせながら語った。事故では寛人さんの長男、湊斗ちゃん=同(2)=と父、正宏さん=同(53)=も命を落とした。寛人さんの母は「花を見て少しでも気持ちが安らかになってくれれば」と祈りを捧げた。
裁判の行方
酒を飲み運転したとして自動車運転処罰法違反(危険運転致死傷)罪に問われた元トラック運転手、鈴木吾郎被告(71)に対し、前橋地裁は今年2月、懲役20年の判決を言い渡した。しかし被告側は控訴し、現在も裁判が続いている。寛人さんの双子の兄は裁判について「早く終わってほしいの一言に限る」と述べ、早期決着を強く望んだ。
遺族は今もなお深い悲しみの中にあり、一日も早い司法の判断を待ち望んでいる。事故の教訓が風化しないよう、地域社会での飲酒運転根絶の取り組みが改めて求められている。



