新名神高速道路で発生した6人死亡事故、子ども3人含む車両の後部損傷が激しいことが判明
三重県亀山市の新名神高速道路下り線で発生した大型トラックの追突事故で、巻き込まれた普通車2台のうち、子ども3人を含む5人が乗っていた車両の方が、別の1台よりも後部の損傷が激しかったことが捜査関係者への取材により明らかになった。この事故では合計6人が死亡しており、県警は現在、事故状況の詳細な調査を進めている。
事故の衝撃で成人男性が車外に投げ出された可能性
県警の発表によると、5人が乗っていた車両の中で、成人とみられる男性は車外で発見された。このことから、事故の衝撃によって車両から投げ出された可能性が高いと見られている。現場では火災も発生しており、状況は極めて深刻であったことがうかがえる。
県警は、大型トラックを運行していた会社に対する家宅捜索を実施し、押収したドライブレコーダーの映像を詳細に分析している。これにより、事故発生時の正確な状況解明を目指している。
逮捕されたトラック運転手の実況見分を週内に実施へ
自動車運転処罰法違反(過失致死)の疑いで逮捕されたのは、広島県安芸高田市在住の水谷水都代容疑者(54歳)である。県警は週内にも、同容疑者を立ち会わせて実況見分を行う方針を示している。
事故は3月20日午前2時20分ごろ、亀山市の野登トンネル出口付近で発生した。水谷容疑者が運転する大型トラックが、渋滞の最後尾に停車していた普通車に追突。これにより、前方にいた別の普通車と大型トレーラーも巻き込まれる惨事となった。
犠牲者の身元特定に向けた作業が継続中
死亡した6人の身元については、子ども3人と成人と思われる1人、さらに男女1人ずつの計6人とされているが、詳細な性別や年齢はまだ明らかになっていない。県警は遺族の可能性がある県外在住者との接触を進めるとともに、DNA型鑑定も実施する方針だ。
しかし、身元特定には時間を要する見込みで、「1カ月を要することも考えられる」との見立てを示している。関係者は早期の特定を目指し、慎重に作業を進めている。
この事故は、高速道路における大型車両の安全運転の重要性を改めて問うものとなった。県警は引き続き、事故原因の究明と再発防止策の検討に全力を挙げている。



