志賀原発で大規模地震想定訓練 北陸電力140人が参加し緊急対応力向上図る
志賀原発で地震想定訓練 北電140人が参加し対応力向上 (27.03.2026)

志賀原発で大規模地震を想定した原子力防災訓練を実施

北陸電力は3月27日、志賀原子力発電所(石川県志賀町)において、緊急時の対応能力向上を目的とした大規模な原子力防災訓練を実施しました。この訓練には同社社員ら約140名が参加し、発電所本部の運営体制や事故収束に向けた具体的な手順を確認しました。

震度6強の地震と多重故障を想定

訓練は、志賀町で震度6強の地震が発生したという想定で行われました。さらに、地震の影響により外部電源が喪失し、非常用ディーゼル発電機や炉心冷却設備が順次故障していくという極めて深刻なシナリオが設定されました。参加者たちは、使用済み燃料貯蔵プールへの注水操作など、安全確保に不可欠な手順を実践的に確認しました。

松田社長がヘリコプターで現地入り

北陸電力の松田光司社長は、富山県からヘリコプターに乗り込み、志賀原発へ向かいました。上空からは道路の損壊状況を確認しながら移動し、最終的に志賀町防災公園に到着。現地では緊急時対策所に集結した社員らと共に、状況が深刻化していく中での対応策を検討しました。

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発電所内では、社員たちが緊急時対策所に迅速に集結し、想定される様々な危機的状況への対応手順を確認。能登半島地震の教訓を活かし、情報伝達の精度向上や対応体制の強化に重点が置かれました。

能登半島地震の教訓を反映

北陸電力原子力防災チームを統括する安田広志氏は訓練後のコメントで、「能登半島地震の際には、誤った情報を発信してしまう事例がありました。その反省を踏まえ、様々な改善を図ってきました。今後も適切な対応ができるよう、訓練を通じて習熟度を高めていきたいと考えています」と述べています。

この訓練は、原子力施設の安全性向上と地域防災力の強化を目的として定期的に実施されており、今回の訓練でも実践的なシナリオを通じて、緊急時における組織的な対応能力の向上が図られました。

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