千葉グループホーム暴行死事件 元代表を繰り返し傷害疑いで追送検
千葉県柏市の障害者グループホームで知的障害などがある入居者の男性が暴行され死亡した事件で、県警は3月13日、以前にも男性に暴行を加えていたとして、傷害の疑いで元代表の根本康基容疑者(36)を追送検した。捜査関係者への取材で明らかになった。
繰り返される暴行の疑い
県警は、暴行が繰り返されていたとみて詳細を調べている。根本容疑者は、傷害致死事件について逮捕後に容疑を認める供述をしていたことも判明している。
捜査関係者によると、事件があった2025年3月より前の2024年11月と12月にも、「障がい者グループホーム プロスペリテ柏南逆井」で男性に暴行を加え、けがをさせた疑いが持たれている。関係者のスマートフォンに男性の体にあるあざの写真が残っていたため発覚し、立件できると判断したという。
傷害致死事件の経緯
根本容疑者は昨年3月16日から17日にかけて、柏市のグループホームで男性の頭部を複数回殴ったり、腹を踏みつけたりする暴行を加えた。この暴行により、男性は呼吸不全や多量出血を起こし、死亡したとされる。
千葉地検は先月、根本容疑者を傷害致死と犯人隠避教唆の罪で起訴している。今回の追送検は、死亡に至る前の段階での暴行行為について、新たな嫌疑として立件したものだ。
捜査の進展と背景
県警の捜査では、スマートフォンに保存されていた写真が重要な証拠となり、過去の傷害事件を立件する決め手となった。この写真には、男性の体に残されたあざが明確に写っており、暴行の事実を裏付けるものと判断された。
障害者グループホームは、社会的に脆弱な立場にある入居者の生活の場であり、安全が強く求められる施設だ。今回の事件は、そうした環境での暴力行為が繰り返されていた可能性を示しており、福祉施設の管理体制に対する疑問を投げかけている。
県警は、根本容疑者の行動パターンや動機について、さらなる捜査を進めるとみられる。また、施設の運営体制や監督責任についても、関連する調査が行われる可能性がある。



