マッチングアプリを悪用した高額詐欺事件
警視庁保安課は4月3日、マッチングアプリを悪用して飲食店に男性を誘い込み、現金や高価な物品をだまし取ったとして、詐欺容疑で住所不定・無職の井沢武蔵容疑者(24)を逮捕しました。同課は、東京・渋谷で繰り返しぼったくり行為を行っていたグループのトップとみており、組織的な犯行の全容解明を進めています。
巧妙な手口による高額被害
逮捕容疑によると、井沢容疑者は昨年1月、渋谷区道玄坂1丁目のバーで、マッチングアプリで知り合った当時20代の男性に対し、「飲み放題対象外の酒を飲んだ」と主張。飲食代金や損害賠償金名目で現金計69万円を支払わせた上、ネックレスとバッグ計4点(時価総額約75万円)を購入させ、合計約144万円相当を詐取した疑いが持たれています。
警視庁の調べでは、井沢容疑者は複数の共犯者と共謀し、計画的に被害者を選定。飲食店での会計時に突然高額な請求を行い、恐怖心をあおって支払いを強要する手口を繰り返していたとみられています。被害者は複数人に及ぶ可能性があり、同課は関連する捜査を継続中です。
社会問題化するマッチングアプリ犯罪
近年、マッチングアプリを悪用した詐欺事件が増加傾向にあり、警視庁は注意喚起を強化しています。特に若年層が被害に遭うケースが多く、今回の逮捕は同種犯罪に対する抑止効果が期待されています。専門家は、オンライン上での出会いには常に警戒心を持つこと、不審な請求には応じず速やかに警察へ相談することを呼びかけています。
警視庁保安課は、井沢容疑者の関与が疑われる他の事件についても証拠を収集中であり、今後さらなる逮捕者が出る可能性があるとしています。また、被害に遭った可能性のある人は、早期に警察へ連絡するよう求めています。



