奄美署員がハブ対処法を学ぶ研修会、生きた毒蛇に触れ捕獲技術を習得
鹿児島県警奄美署に新たに赴任した署員が毒蛇・ハブへの対処方法を学ぶ研修会が4月1日、同県奄美市の奄美観光ハブセンターで開かれた。参加した38人の署員は体長約1.6メートルの生きたハブに直接触れ、その生態や捕獲の仕方を実践的に学んだ。この研修会は毎年、異動の時期に実施されており、署員がハブが生息する山中での捜索活動や、住民からの捕獲依頼に対応するための重要な訓練となっている。
ハブの生態と危険性についての詳細な説明
研修会では、奄美観光ハブセンターの本山栄隆さん(71)が講師を務め、ハブの特性について詳しく解説した。本山さんは「棒で首や頭をたたくと脳しんとうを起こす可能性があるため、注意が必要です」と指摘し、また「生まれたばかりのハブでも大人と同じ強力な毒を持っている」と警告した。さらに、実際にハブを取り出して、安全な捕獲や撃退の方法を実演し、署員たちに指導を行った。
署員の体験と今後の取り組み
参加した立石楽人巡査(23)は、生きたハブに触れた経験について「目が合うと迫力があり、緊張しました。この研修で学んだことを生かして、島民の安全を守るために尽力したいです」と語った。奄美署では昨年、ハブに関する通報が14件寄せられ、署員が7回にわたって捕獲活動を行った実績がある。この研修会を通じて、新たな署員たちが現場での迅速かつ安全な対応力を高めることが期待されている。
奄美大島はハブが多く生息する地域として知られ、住民の生活に密接に関わる問題である。署員たちは、この研修で得た知識と技術を活用し、地域社会の安心と安全を支える役割を果たしていくことになる。今後も定期的な訓練を通じて、ハブ対策の強化が図られる見込みだ。



