神奈川県警本部長が不適正交通取り締まりで謝罪「再び信頼を損なった」
神奈川県警第2交通機動隊で不適正な交通違反の取り締まりが行われていた問題を受け、今村剛・神奈川県警本部長は2026年2月20日、記者会見を開き、県民への謝罪と再発防止策を表明しました。
深くおわび申し上げます
今村本部長は会見で「是正の対象となる方に多大なるご迷惑をおかけするとともに、県民の皆様の信頼を大きく損なうものであり、県警察の責任者として深くおわび申し上げます」と謝罪しました。さらに「再び県警に対する信頼を損なう事態に至ったことを大変重く受け止める。一丸となって信頼回復に努める」と強調しました。
問題の背景と再発防止策
本部長は問題の背景として以下の3点を挙げました。
- 隊員に交通違反取り締まりの目的が正しく理解されていなかった
- 指導・監督すべき警部以上の幹部による業務管理が不十分であった
- 疑念を抱いた隊員が他の上司に相談できる状況になかった
再発防止策として、同日付で適正な取り締まりを指導する「巡回指導官チーム」を設置したことを明らかにしました。また「このような事案を二度と発生させないように指導・教養、再発防止策を徹底していきたい」と述べました。
金銭的補償と過去の不祥事
反則金の還付以外の金銭的な補償については「どこまで補償するのかについては様々なケースがあるため、是正対象の方の話を聞いてから適切に対応したい」と説明しました。
県警では昨年、川崎市のストーカー殺人事件をめぐる不適切な対応で、幹部ら40人あまりが処分された経緯があります。今回の問題は、その後に発生した新たな不祥事となり、県警の信頼回復が改めて課題となっています。
今村本部長は「指導・監督体制の見直しと隊員の意識改革を徹底し、県民の信頼に応える警察組織を築いていく」と決意を新たにしました。県警は今後、具体的な再発防止策の実施状況を定期的に公表していく方針です。



