警察庁は1日、全国の都道府県警察本部長らを集めた会議を東京都内で開催した。会議では、栃木県上三川町で5月に発生した強盗殺人事件について、匿名・流動型犯罪グループ(匿流)が関与した可能性が高いと報告された。
楠長官が訓示
楠芳伸警察庁長官は訓示で、「匿流撲滅に向けて対策を前進させることが求められている。警察にとって今が正念場だ」と述べ、全力で取り組む姿勢を強調した。
秘匿性の高いアプリが使用
栃木の事件では、「シグナル」や「テレグラム」といった秘匿性の高い通信アプリが犯行の指示に使用されていた。楠長官は「交流サイト(SNS)などの『匿名性の壁』に隠れた中核的人物を着実に検挙する」と述べ、技術的な対策の重要性を指摘した。
特殊詐欺被害も急増
また、匿流による特殊詐欺の被害が急増している現状を踏まえ、「できることは全てやるという強い決意で、取り組みを強化する必要がある」と述べ、組織的な対策の強化を指示した。
警察庁は今後、匿流の根絶に向けて、情報収集体制の強化や関係機関との連携をさらに進める方針である。



