ドライアイスの危険性認識不足が学生死亡の主因、徳島大調査委が報告書
ドライアイス危険性認識不足が学生死亡の主因

徳島大学大学院の低温培養室で昨年10月に発生した特別研究学生の死亡事故について、大学が設置した調査委員会は1日、その調査結果を公表した。報告書では、計画停電中に室温上昇を防ぐために使用されたドライアイスの危険性を大学として十分に認識していなかったことが主な原因であると結論づけている。

事故の概要と原因分析

報告書によると、死亡した学生は大量のドライアイスが気化して生じた二酸化炭素(CO2)を吸い込み、中毒と酸素欠乏に陥ったと推測される。低温培養室には約31キロのドライアイスが置かれており、密閉された部屋で全てが気化した場合、即座に意識を失う可能性がある「極めて危険な環境だった」としている。

安全対策の不備

調査委は、大学側がドライアイスの危険性に関する注意喚起の張り紙や適切な換気設備の設置などの安全対策を実施していなかった点を問題視。特に、停電時にドライアイスを大量に使用する際のリスク評価が欠如していたと指摘した。

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この事故を受け、徳島大学は再発防止策として、ドライアイス使用時の安全マニュアルの整備や定期的な安全教育の実施を検討している。また、全国の大学や研究機関に対しても、同様の事故防止のための注意喚起が求められている。

今後の対応

大学は遺族に対して謝罪し、再発防止に全力を尽くすと表明。調査結果を踏まえ、関係部署での安全点検を徹底するとしている。

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