武蔵野署は27日、詐欺の疑いで、茨城県つくば市の無職熊野颯人(はやと)容疑者(33)を逮捕したと発表した。署によると、警察官をかたる詐欺事件で被害者からクレジットカードを受け取った「受け子」とされる。熊野容疑者は容疑を否認している。
事件の概要
逮捕容疑では、熊野容疑者は他者と共謀し、2026年3月19日、東京都武蔵野市の70代男性宅に「キャッシュカードが不正に使われている」「警察がカードを回収する」などとうそを言い、男性宅を訪れてカード4枚を受け取ったとされる。この手口は、警察官を装った典型的な詐欺で、高齢者を狙ったものとみられる。
被害の全容
事件後、熊野容疑者と似た人物がだまし取ったカードを都内で使用し、男性の口座から現金を引き出していたことも判明。引き出した総額は計850万円に上る。署は熊野容疑者が現金を引き出す「出し子」の役割も担っていたとみて、詳しい経緯を調べている。
警察は、同様の手口による詐欺事件がほかにも発生していないか、関連を捜査している。また、共犯者の存在も視野に入れ、事件の全容解明を進める方針だ。
今回の逮捕は、高齢者を狙った詐欺被害が後を絶たない中、警察が警戒を強めていることを示している。市民に対しては、不審な電話や訪問があった場合、すぐに警察に相談するよう呼びかけている。



