北海道旭川市で2024年4月、女子高校生(当時17歳)が橋から落ちて水死した事件で、殺人などの罪に起訴された内田梨瑚被告(23)の裁判員裁判が27日、旭川地裁で開かれた。共犯の罪で懲役23年が確定した当時19歳の女が出廷し、高校生が川に落下した前後の状況や自身の責任について詳細に証言した。
共犯女の証言:内田被告が押した
内田被告は25日の初公判で殺意を否定し、「(高校生を)橋から落下させていません」と述べていた。弁護側は、内田被告は高校生を橋の上に残して立ち去り、携帯電話とお金を現場に置いてきたと説明。高校生が自分で連絡をとって自宅に帰ると思っていた、と主張していた。
これに対し、共犯の女は検察側の証人尋問で「(内田被告は)スマホやお金を置くことはありませんでした」と述べ、弁護側の主張を否定した。
詳細な落下状況
この日は検察官、弁護人、裁判官の三者が女に尋問した。女の証言を総合すると、高校生は2度目に欄干に座らされた際、最初は川を背にしていたが、内田被告に足を持ち上げられ、体の前面を川に向けた。内田被告と女が同時に川の方に押すと、高校生は欄干の外側の出っぱった部分に立ち、両手を広げて欄干をつかみ耐えた。
さらに「自分で死ねや」(内田被告が)と言い、女も一緒になって押したという。高校生は最後まで抵抗したが、最終的に川に落下した。女は「自分も手を貸した。責任がある」と述べ、犯行への関与を認めた。
内田被告は次回公判で改めて意見を述べる予定。裁判は今後も続く。



