福岡県田川市の村上卓哉市長(55)が、女性職員へのセクハラ行為認定を受けて、25日に辞職届を提出した。市政の混乱を招いた末の決断に、辞職届を受け取った陸田孝則市議会議長は、報道陣に対し「遅きに失した」と述べ、強い不満を示した。
辞職届提出の経緯
村上市長は25日朝、市役所5階の議長室を訪れ、「一身上の都合」と記された退職申し出書を陸田議長に手渡した。退職希望日は5月31日とされている。その後、報道陣の取材に応じ、「負担をかけることになり、相手方に対しては本当に申し訳なかったという思いがある。大きく期待、信頼を裏切った市民の皆様にも本当に心からおわびを申し上げる」と陳謝した。
出直し市長選への出馬については、「今はお答えできる状況ではない」と述べるにとどめた。
市議会の対応
市議会は同日の議会運営委員会で、村上市長の退職同意を審議する臨時会を29日に開くことを確認した。市議からは、村上市長による説明と質疑を求める意見が出ている。
村上市長の経歴と今後の見通し
村上市長は市議を2期務めた後、2023年の市長選で「ガラス張りの市政」などを掲げて初当選した。任期は2027年4月29日までだった。市選挙管理委員会によると、出直し市長選は市議補選(被選挙数2)と合わせて実施される見通し。



