広島原爆の「残り火」を半世紀以上にわたりともし続けている福岡県八女市の「平和の塔」で20日、火をランプに移す採火式が行われました。この火は米ハワイに運ばれ、今月開かれる真珠湾攻撃に関する式典で点灯され、日米の関係者が一緒に消す予定です。
採火式の詳細
採火式には、広島市にある「原爆の子の像」のモデル・佐々木禎子さんの兄である佐々木雅弘さん(84)が参加しました。雅弘さんは「日米の遺恨を火と共に消し、平和の光を見つけるきっかけにしたい」と語りました。また、残り火を持ち帰った故山本達雄さんの息子、拓道さん(75)も出席しました。
残り火の歴史
この残り火は、福岡県出身の故山本達雄さんが、原爆投下直後の広島から持ち帰ったものです。地元の星野村(現八女市)が1968年から平和の塔で保存してきました。今回の採火により、火はハワイに空輸され、真珠湾攻撃の式典で使用されることになりました。
式典では、日米の関係者が一緒に火を消すことで、過去の戦争の遺恨を乗り越え、平和への願いを新たにします。佐々木雅弘さんは「この火が平和の光となることを願っています」と述べました。



