「黄金のペットボトル」と呼ばれる尿入りのペットボトルが、高速道路や幹線道路で深刻な問題となっている。2026年5月12日、名神高速道路の尾張一宮パーキングエリア(愛知県一宮市)周辺で行われた清掃活動に同行したところ、その実態が明らかになった。
清掃現場の実態
パーキングエリアと本線を隔てる緑地帯では、黄色い液体が約3分の1入ったペットボトルが至る所に転がっていた。近づくと強烈な悪臭が漂い、明らかに尿であることが分かる。中日本高速道路の羽島保全・サービスセンターの社員は「間違いなくおしっこ。到着してフェンス越しに投げ捨てたのでしょう」と語る。
不法投棄の背景
渋滞時に車内で用を足したドライバーが、空き缶やペットボトルと一緒に投棄しているとみられる。このような行為は「黄金のペットボトル」として各地で問題視されており、清掃活動は休日を問わず行われているが、なくなる気配はない。
清掃活動では、ペットボトル以外にも空き缶やたばこの吸い殻など、多種多様なごみが回収された。参加したボランティアの一人は「毎回同じような量のごみが捨てられていて、本当に悲しくなる」と嘆く。
対策の必要性
高速道路会社は、パーキングエリアのトイレを増設するなどの対策を講じているが、根本的な解決には至っていない。専門家は「ドライバーのマナー向上が不可欠だ。罰則を強化するなど、より厳しい措置が必要かもしれない」と指摘する。
この問題は、単なるマナー違反ではなく、環境汚染や清掃コストの増大にもつながっている。今後、さらなる対策が求められそうだ。



