ギャンブル依存症から自死に至るケース、遺族らが支援の輪を拡大
ギャンブル依存症から自死、遺族ら支援拡大

ギャンブル依存症が一因で家族を失った人々への支援が、全国的に広がりを見せている。公益社団法人・ギャンブル依存症問題を考える会は、遺族同士が支え合う「グリーフミーティング」を定期的に開催し、悩む人々に寄り添う取り組みを進めている。借金や破産といった経済的側面が注目されがちだが、依存症の先には自死に至る深刻なケースも少なくない。若者を中心にオンライン賭博が広がる中、支援態勢の整備が急務となっている。

グリーフミーティングの取り組み

2024年に発足した自死遺族会は、毎月1日と15日にグリーフミーティングを開催している。5月1日には、大阪府寝屋川市のビルの一室で対面とオンラインを組み合わせたハイブリッド形式で行われ、参加者は自身の体験や感情を共有した。遺族会の神原充代代表は「同じ境遇の人と話すことで、気持ちが楽になる。悩んでいる人はぜひ参加してほしい」と語る。

参加者の声

ミーティングでは、「夫が亡くなって1年。現実が正直しんどい」「皆さんの前向きな話が聞けて力になっている」といった声が聞かれ、互いの経験が支えとなっている。遺族会は、初めて現地開催を取り入れ、会に所属しない人でも参加しやすい環境を整えた。

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ギャンブル依存症の実態

ギャンブル依存症は「怠け者」「金にだらしない」といった偏見にさらされがちだが、実際には誰でもなりうる病気だ。国立病院機構・久里浜医療センターの2023年度調査では、日本の男性の2.8%、女性の0.5%で依存症が疑われると推計されている。神原さんの長男も2022年4月に自死しており、遺族会の活動は個人的な悲しみから生まれた。

支援の輪を広げるために

遺族会は、グリーフミーティングの問い合わせをメール(griefcare@scga.jp)で受け付けている。毎月1日は寝屋川市のビルとオンライン、毎月15日はオンラインのみで実施。依存症の問題に悩む家族や遺族が孤立しないよう、支援の輪を広げる取り組みが続いている。

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