陶磁器展の取材断られ「女性であること」わびた悔しさ
陶磁器展の取材断られ「女性であること」わびた悔しさ

2026年5月14日、ある陶磁器展の取材依頼をめぐり、女性記者が衝撃的な経験をした。電話で取材の打診をしたところ、先方から「霊媒師の助言により、女性の取材はお受けできません」と断られたのだ。長い歴史を持つその窯元は、丁寧に謝罪の言葉を重ね、記者も思わず「すみません」と応じたという。しかし、電話を切った後、悔しさで涙が止まらなかった。

古川祭での歓迎体験とのギャップ

その半月前、記者は岐阜県飛騨市の古川祭で、祭り屋台を曳く体験をしていた。かつては男性のみが許されたこの役割について、「女性がいることに抵抗はないか」と地元の内木康夫さん(71)に尋ねると、意外な答えが返ってきた。「来てくれてうれしい。年寄りより力持ちだろうから、頼んだよ」と、女性の参加を歓迎したのだ。

古川祭では、担い手不足をきっかけに女性を受け入れ始めたという。性別や居住地を問わず誰でも参加できるようになった今も、住民の祭りへの熱意は変わらない。この温かい対応と、陶磁器展での断りの間にあるギャップに、記者は複雑な思いを抱いた。

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「女性であること」をわびた自分への引っかかり

記者は振り返る。「あの時、『女性であること』をわびた自分に、引っかかりが残る」。謝罪を受けて反射的に「すみません」と応じた自分自身にも、無意識のうちに女性であることを謝ってしまったことに違和感を覚えたのだ。この経験は、社会に根付くジェンダー観の違いを浮き彫りにしている。

伝統と現代の狭間で、女性の立場はさまざまな形で問われている。一方で歓迎され、他方で拒絶される現実。記者は、この経験を通じて、ジェンダー平等への道のりがまだ遠いことを痛感した。

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