能登と関東を結ぶ銭湯の歴史、地震で失われた資料も 横浜都市発展記念館の吉田さんが調査
能登と関東を結ぶ銭湯の歴史、地震で資料損失

社会 <目耳録> 銭湯 2026年4月25日 16時00分 (4月25日 16時00分更新)

能登半島と関東は銭湯でつながっている。明治以降、特に石川県中能登地域出身者が関東で銭湯を経営し、財をなした歴史があることを初めて知った。

教えてくれたのは、横浜都市発展記念館(横浜市)の吉田律人さん(45)。調査によると、同市と東京都にある銭湯の約9割が、北陸出身者によって建てられたという。成功を収めた彼らは、地元の神社に鳥居やこま犬を寄せて恩返し。能登には寄進者をたたえる像や寄進物が残っている。

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そんな歴史を刻む貴重な資料も能登半島地震で一部が失われた。吉田さんは関連資料を集めた展覧会の収益を石川県七尾市と中能登町に寄付し、文化財の保護を訴えた。

「記録も記憶も失われてきている。未来に残すには今が最後のタイミング」。現地調査にも意欲を示す吉田さんの取り組みに注目したい。 (浜中創太)

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