高市首相、中傷動画の音声確認も「秘書本人か判断困難」
高市早苗首相は5日の参院予算委員会で、週刊文春が報じた自身の地元秘書が衆院選や自民党総裁選で他候補を中傷する動画をSNSに投稿したとされる問題について、同誌が公開した音声を確認した上で「秘書のものとされた音声は違和感がある」と述べた。
首相は立憲民主党の岸真紀子氏の質問に対し、「提供のあった動画を昨夜遅く確認した」と答弁。秘書本人か確認したか問われると、「私と会話しているときよりもかなり高い声でハキハキとしゃべっていたので違和感があった。やり取りの内容について他候補を批判するものでもない」と説明した。さらに「秘書本人かどうか、あのような音声をもとに判断することは難しい」とも語った。
4日の衆院予算委員会では、同誌の電子版が有料会員向けに公開した音声の真偽を問われた際、首相は「有料会員になろうと思わなかったので(音声を)確認できなかった」と述べていた。今回の答弁で、実際に音声を聴いたことが明らかになった。
5日の参院予算委では、首相は「おそらく報道されている方とは違う名字」とも発言し、音声の人物が秘書本人ではない可能性に言及した。
背景と今後の展開
この問題は、週刊文春が高市首相の地元秘書が他候補を中傷する動画の作成・投稿に関与したと報じたことに端を発する。首相は一貫して関与を否定しており、今回の答弁でも改めて否定する姿勢を示した。
野党側は、首相の説明に矛盾があるとして追及を続ける方針。今後の国会審議では、音声の信頼性や秘書の関与の有無が引き続き焦点となりそうだ。



