名古屋市北区のとある飲食店が、この4月に苦渋の決断を下しました。おかわり自由の白米とみそ汁に加え、3種類の総菜を選べるという太っ腹なランチ定食の価格を、これまでの890円から990円に引き上げたのです。
令和の米騒動にも耐えたが…
同店は、令和の米騒動や度重なる物価高の中でも、「私たちのお店がつつましくすればいい」と価格とサービスを守り続けてきました。しかし、調味料や野菜などの高騰がじわじわと経営を圧迫し、ついに耐えきれなくなったといいます。
女性店主の思い
女性店主(75)は、「値上げする分、サービスを維持して皆に喜んでほしかった」と語ります。実際、値上げ後は常連客から「今までが安かっただけ」「大丈夫だよ」といった温かい言葉が寄せられ、支えられているそうです。
客に寄り添うこれまでの姿勢があったからこそ、価格改定にも理解の声が集まったのでしょう。店と客が支え合う空間で味わう定食は、温かくておいしかったです。(牧悠平)



