兵庫県三田市の79歳男性がPC遠隔操作詐欺で約300万円被害、ウイルス警告に注意
兵庫県警三田署は13日、兵庫県三田市に住む79歳の男性が、パソコンを遠隔操作される特殊詐欺の被害に遭い、金融機関の口座から約300万円をだまし取られたと発表しました。この事件は、高齢者を狙った巧妙な手口として、地域社会に大きな衝撃を与えています。
ウイルス警告をきっかけに詐欺被害発生
発表によると、男性は4月9日、自宅でパソコンを使用中、突然画面に「ウイルスに感染している」という警告が表示されました。不安を感じた男性は、警告画面に表示されていた電話番号に連絡を取ったところ、電話先の男から「復旧操作をする」と言われ、指示された番号を入力してしまいました。
さらに、相手の指示に従って口座を持つ2つの金融機関のサイトにログインすると、画面が勝手に動き始めたというのです。男性は復旧費用として5万円分の電子マネー購入を求められた段階で詐欺に気づき、電話を切りました。
金融機関確認で約300万円の被害判明
しかし、その後金融機関2社に確認したところ、すでに約300万円が不正に引き出されていたことが明らかになりました。男性はすぐに三田署に被害届を提出し、現在は捜査が進められています。
この事件は、パソコン利用中の不審な警告をきっかけに、遠隔操作によって金融機関の口座から多額の金銭をだまし取るという、近年増加傾向にある特殊詐欺の典型例です。
兵庫県警が注意喚起、慌てず電源を切るよう呼びかけ
三田署の担当者は記者会見で、「パソコンに『ウイルス感染』などと示されても慌てず電源を切り、すぐに表示先に電話をしないでください」と強く呼びかけました。
さらに、以下のような対策を徹底するようアドバイスしています。
- 不審な警告画面が表示されたら、すぐにパソコンの電源を切る
- 表示された電話番号には絶対に連絡しない
- 金融機関の口座情報を入力するサイトには安易にログインしない
- 不審な電話やメールがあった場合は、すぐに警察や金融機関に相談する
この事件は、高齢者だけでなく、すべてのパソコンユーザーにとって重要な教訓となるものです。デジタル機器の利用が日常化する中で、こうした詐欺手口に対する警戒心を常に持つことが求められています。
兵庫県警では、同様の被害を防ぐため、地域住民への啓発活動を強化していく方針です。特に高齢者世帯への注意喚起を重点的に行い、地域全体で詐欺被害防止に取り組んでいくとしています。



