山形県の刑法犯検挙率が74.3%で全国トップに、ドライブレコーダー映像の活用が鍵
山形県警察本部捜査支援分析課は2月12日、2025年に県内で認知した刑法犯の検挙率が74.3%に達し、3年ぶりに全国1位となったことを明らかにしました。この数値は全国平均の38.9%を大きく上回るもので、県民からのドライブレコーダー映像の積極的な提供や、1人当たりの余罪検挙が多かったことが主要な要因と見られています。
認知件数は3年連続で増加、窃盗犯が全体の約6割を占める
同課の発表によると、刑法犯の認知件数は3191件で、前年比139件増となり、3年連続で増加しています。特に注目すべきは、全体の約6割を占める窃盗犯が2022件と前年比207件増と大きく増加した点です。県外から訪れた人物による売却目的の高価品窃盗事例が目立つ状況が続いています。
また、性犯罪の認知件数も増加傾向にあり、不同意性交が25件、盗撮などの性的姿態撮影処罰法違反が46件と報告されました。2023年の刑法改正により、被害申告がしやすくなったことがこの増加に影響している可能性が指摘されています。
検挙件数は2370件で、外国人窃盗グループや常習者を複数検挙
検挙件数は2370件で前年比235件増となり、検挙率は4.3ポイント上昇しました。これにより、福井県(72.2%)や島根県(67.8%)を抑えて全国1位の座を獲得しました。同課は、空き家や太陽光ケーブルを狙う外国人窃盗グループ、事務所荒らしやさい銭狙いを繰り返す窃盗常習者を複数検挙したことが検挙率向上に寄与したと分析しています。
県警幹部「犯罪情勢は予断を許さず、広域捜査とドライブレコーダー活用を強化」
捜査支援分析課の菅井幸子次長は、「犯罪情勢は予断を許さない状況が続いています。今後も署の垣根を越えた広域的な捜査や、ドライブレコーダーの活用をより一層推進していきたい」と述べ、継続的な取り組みの重要性を強調しました。県民の協力による映像提供が捜査の効率化に大きく貢献していることが、今回の高い検挙率の背景にあると見られています。
山形県警は、こうした成果を基に、さらなる犯罪抑止策の強化を図る方針です。地域社会との連携を深めながら、安全な県づくりを目指す姿勢が明確に示されています。



