消防士長が自作ゲーム強要で停職処分 勤務中35時間遊び業務放棄
消防士長が自作ゲーム強要で停職 勤務中35時間遊び (10.04.2026)

消防士長が自作ゲームを強要 勤務中35時間遊び停職処分

愛知県稲沢市消防本部は2026年4月10日、勤務時間中に自作のボードゲームをプレイし、部下に参加を強要したとして、市消防署に勤務する40代の消防士長を停職1カ月の懲戒処分としたと正式に発表しました。この処分は4月9日付で、同時に関与した9人の職員に対しても戒告や文書訓告などの処分が下されました。

勤務中に繰り返されたゲーム遊び

発表によりますと、処分対象となった10人は全員男性で、2024年7月から2025年1月にかけて、稲沢市消防署の分署において勤務中にボードゲームを行っていました。このゲームは仮眠時間も含む勤務時間内に実施され、文字や数字が記載されたカードを使用して「しりとり」のような遊び方をするもので、約10種類のパターンが存在したと伝えられています。

問題のゲームは処分を受けた消防士長が自ら作成し、職場に持ち込んだものです。金銭を賭ける行為はなかったとされていますが、消防士長は部下に対してゲームへの参加を強要していました。参加回数が最も多かった職員は、合計14回にわたり、その総時間は実に35時間にも及んだことが明らかになりました。

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業務放棄と虚偽報告の指示

さらに深刻な問題として、消防士長と部下たちは業務を放棄してボードゲームに没頭していたため、消防士長は業務日報に虚偽の記載をするよう指示を出していたことが判明しました。また、この問題が発覚した際には、関係者間で口裏を合わせる行為も行われていました。

このゲームには50代の消防司令も参加しており、戒告の処分を受けています。一連の不祥事は、参加した職員の一人が消防長に報告したことによって発覚し、その後、消防本部による内部調査が実施されました。

消防長が市民への謝罪を表明

稲沢市消防本部の消防長は、この事態について「市民の皆様の信頼を大きく裏切り、深くおわびします」とするコメントを発表し、厳重な処分を下した経緯を説明しました。消防組織における規律違反とハラスメント行為が、市民の安全を守るべき職務において重大な問題として浮き彫りとなった形です。

この事例は、公務員としての職務倫理と組織内の上下関係における適切な行動規範が問われる事案として、消防行政のみならず広く社会に衝撃を与えています。消防本部では再発防止策の徹底を図るとともに、職員全体への指導強化を進めていく方針を示しています。

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