愛知県警察本部は15日、フィリピン人のパート女性(23)を監禁したとして、自称アルバイトの津村こころ容疑者(20)=堺市南区=、職業不詳の笹本祐太朗容疑者(33)=住居不詳=、ベトナム国籍で無職のホアン・ヴァン・フォン容疑者(29)=埼玉県草加市=の3人を逮捕監禁の疑いで逮捕したと発表した。
津村容疑者と笹本容疑者は容疑を否認しており、「やっていません」と供述している。一方、ホアン容疑者は「間違っているか合っているか言えない」と認否を留保している。女性は埼玉県内で監禁された後、15日午前に逃げ出し、無事保護された。愛知県警は3人の他にも複数の人物が事件に関与しているとみて、捜査を進めている。
監禁の経緯
愛知県警の調べによると、津村容疑者と笹本容疑者は8日午後6時40分ごろ、愛知県犬山市内の商業施設駐車場で、県内在住のフィリピン人のパート女性を車に乗せた。その後、いずれかの場所で女性を緊縛し、監禁した疑いが持たれている。さらに、ホアン容疑者は13日から15日午前9時ごろまでの間、埼玉県東松山市内の会社敷地内の建物で、女性をひもで縛るなどして監禁した疑いがある。
通報と保護
事件の発端は、8日夜に女性の内縁の夫から「妻が帰宅しない」と110番通報があったことだ。愛知県警が捜索を続けた結果、女性は15日午前に建物から逃げ出し、助けを求めた。午前9時半ごろ、周辺住民を通じて110番通報が行われ、「縛られて監禁されていたから逃げてきた」と伝え、警察官に保護された。
愛知県警は14日に津村容疑者を逮捕し、女性を保護した後の15日午後、笹本容疑者とホアン容疑者をそれぞれ逮捕した。ホアン容疑者は緊急逮捕の形となった。県警は容疑者らと女性との間に何らかのトラブルがあったとみて、事件の背景を詳しく調べている。
今後の捜査
愛知県警は、今回逮捕された3人以外にも複数の人物が事件に関与している可能性があるとみて、捜査範囲を拡大している。女性の安全が確保されたことから、今後の取り調べを通じて事件の全容解明を目指すとしている。



