警視庁捜査1課長に畑孝博氏が就任 被害者第一の信念を力強く表明
警視庁捜査1課長に畑孝博氏(58)が9日、就任することが明らかになった。殺人などの凶悪事件を担当する同課のトップとして、記者会見で力強い決意を語った。「被害者のために絶対に犯人を検挙するという信念を持って捜査にあたる」と宣言し、強い使命感を示した。
刑事ドラマに憧れ警察官の道へ 先輩刑事の手腕に感銘
畑氏が警察官を志したきっかけは、刑事ドラマだったという。しかし、本当の憧れを強くしたのは、実際の警察業務に触れてからだ。最初に赴任した交番で、自転車盗難の容疑者の取り調べに苦戦していた際、たまたま来ていた先輩刑事が代わると、わずか数分で容疑者が窃盗を認めた。この経験が、刑事としての道を確固たるものにした。
幅広い経験と強靭な肉体 多様なキャリアを積む
若いころは機動隊で警備の最前線に立ち、大柄な体つきを生かして警視庁のアメリカンフットボール部でも活躍。ベンチプレスで130キロのバーベルを持ち上げる体力を持ち、好物のステーキは3ポンド(約1.3キロ)食べたこともあるという。モットーは「努力と根性」だ。
さらに、インドネシアに出向し、現地警察の組織づくりに携わった国際経験も持つ。こうした多様な経験を背景に、刑事としての捜査にかける思いは特に強い。
長期未解決事件の解決実績 「絶対に諦めてはいけない」
畑氏は、長期未解決事件を担当する捜査1課幹部だったころ、乳児の遺体を22年前に遺棄した容疑者を特定した実績を持つ。これは、警察署の刑事が資料を洗い直したことがきっかけだった。「絶対に諦めてはいけない」と会見で何度も繰り返し、粘り強い捜査の重要性を強調した。
新たな捜査1課長として、被害者や遺族の期待に応えるべく、鋭い捜査力と豊富な経験を発揮することが期待される。
