永田磨梨奈衆院議員が語るジェンダー平等への思い 自然体で政治に挑む
2026年4月7日、神奈川県から初当選した自民党の永田磨梨奈衆院議員(43)が、女性議員としての経験やジェンダー平等への思いを語った。2月の衆院選では全国で68人の女性議員が当選したが、女性議員比率は14・6%にとどまり、依然として諸外国と比べて低い水準が続いている。女性活躍推進法が全面施行されて10年を迎える中、永田議員はこれまでの仕事や家庭での経験を国政にどう生かすかについて、率直な見解を述べた。
フリーアナウンサーから政治の世界へ
大学卒業後、フリーアナウンサーとして活動していた永田議員は、同じメインキャスターでも男性は話し手、女性は受け手のような性別で役割が決まっていることに違和感を覚えたという。「女子アナ」という存在が「キャリアやテクニックよりも、若くてかわいい方が上」という風潮も嫌だったと振り返る。女性が年齢やキャリアを重ねることにもっと誇りを持てる社会をつくるにはどうしたらよいか考えたとき、政治の存在が浮かんだ。性別や出自などに関係なく当たり前の権利を平等に受けられるようにしたり、生き方の選択肢を広げたりするのが政治の役割ではないかと考え、生まれ育った鎌倉市で市議選への挑戦を決意。30歳で無所属で立候補し、市議に当選、2期6年務めた。
市議、県議を経て国会議員へ
2019年には自民党公認で県議に転じ、2期7年弱務めた後、衆院選出馬に伴い辞職。国会議員となった今、永田議員は「永田磨梨奈の視点でやれば、おのずと男性議員とは感覚も政策も違うものになる」として、「かたくなに女性であることを意識せず、自然体でやろう」と決めている。市議、県議時代から変えたくない思いもある。政治家然とした政治家ではなく、「普通の女性が国会にいるような当たり前に接せられる立ち位置でいたい」と語る。
容姿や言動への批判と連鎖の断ち切り
一方で、昔も今も容姿や言動を批判されたり、からかわれたりすることもあるという。男性以上に結果を出さなかったら「やっぱりね」と言われ、成果を出せば「女性活躍の時代だからね」と言われる。純粋に仕事としての評価ではなく、女性という物差しで判断されることほど悔しいことはないと強調。そうした連鎖を断ち切り、「みんながお互いに違いを認め合うことができないと、本当の意味での女性活躍の日は来ないと思う」と述べた。
次の世代への影響とインターン受け入れ
先人の女性たちが闘ってきてくれたからこそ、女性の社会進出は進んだと思うが、今はその過渡期にあり、次の世代に影響がないように自分たちが踏ん張らなければならないと話す。市議時代の2015年からこれまで男女40人ほどの大学生をインターンとして受け入れている。大きなことを成し遂げるよりも、国会議員として働く姿を見せることで、多様な生き方の選択肢があると思ってくれる若い世代が1人でも現れてくれれば本望だと語り、そのきっかけをつくりたいと願っている。



