女性参政権行使80年イベント 孤立させない政策を求める声が相次ぐ
女性参政権80年 孤立防止の政策を求める声 (10.04.2026)

女性参政権行使から80年 渋谷で記念イベント開催

女性が初めて参政権を行使してから10日で80年を迎えたことを記念し、女性の生きづらさをテーマにしたイベントが東京都渋谷区で開かれました。議員や研究者、ライターらが参加し、中高年のシングル女性が直面する課題について活発な議論が交わされました。

中高年シングル女性の深刻な実態

ライターの和田静香さんは登壇し、中高年のシングル女性へのインタビュー経験を基に、多くの人が性暴力やドメスティックバイオレンス(DV)の被害を受けている実態を明らかにしました。さらに、低賃金や経済的不安定さが深刻な問題となっていると指摘し、「孤立させないための包括的な政策が急務だ」と訴えました。

辻元清美参院議員は、中高年女性が住宅を借りられないケースが少なくない現状を強調しました。日本社会では自己責任が問われがちな風潮があるとして、「もっと自分らしく生きられるよう、住宅政策の充実を含むサポート体制の強化が必要です」と力説しました。

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政治参加の拡大を目指す「パリテ宣言」

上智大学の三浦まり教授らは、衆参両院の比例代表に男女同数名簿を義務付けることや、候補者の男女比に応じて政党交付金を減額することを求める「パリテ宣言」を読み上げました。三浦教授は、「女性が自由に意見を表明できる社会はまだ実現していません。女性の尊厳と人権を守る政治を共に目指しましょう」と熱く呼びかけました。

イベントでは、以下のような具体的な政策提案がなされました:

  • 中高年女性向けの住宅支援制度の拡充
  • 低賃金問題への対策としての賃金引き上げ施策
  • 男女同数名簿の義務化による政治参加の促進
  • 性暴力やDV被害者への包括的な支援体制の構築

参加者からは、女性の社会進出が進む一方で、依然として根強い課題が残されているとの認識が共有されました。特に、中高年のシングル女性が経済的・社会的に孤立しやすい構造を変えるため、早期の政策実施が不可欠だという意見で一致しました。

このイベントは、女性参政権行使80年という節目を機に、女性の権利と尊厳を守る社会の実現に向けた第一歩として位置付けられています。今後の政策議論への影響が期待されます。

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