和歌山・有田市で「赤ちゃん食堂」が4月に開設 月齢に応じた離乳食で親子を支援
和歌山県有田市において、赤ちゃんの月齢などに応じた離乳食とともに、親向けの食事を提供する「赤ちゃん食堂」が4月に開設されることが決定しました。この取り組みは、離乳食を作る親の負担を軽減し、親同士の交流の場を創出することを目的としており、離乳食を提供する定期開催の「こども食堂」としては県内初の試みとなります。関係者は「有田からこの取り組みを広げていきたい」と意気込んでいます。
月齢に合わせた離乳食と親向け食事で子育てをサポート
離乳食は、赤ちゃんに歯が生え始める生後5~6か月頃から始めるのが一般的とされています。すりつぶしたおかゆやペースト状のおかずといった「初期」から、野菜などを角切りにする「後期」、おにぎりやぶつ切りの野菜など手づかみできるサイズの「完了期」(1歳~1歳半頃)まで、月齢や食事量に応じて様々な工夫が必要です。
有田市で開設される「赤ちゃん食堂ありだ」は、市福祉館なごみ(宮原町東)内で助産院を営む宮崎翠さん(36)が企画しました。宮崎さんは、母親の産前産後の相談やケアに取り組む中で、助産院で月1回、離乳食を出すこども食堂の開催を計画しました。
事前に赤ちゃんの月齢を聞き取り、スタッフ約10人で初期から完了期までの離乳食を用意するため、参加は予約制となっています。また、母親らがゆっくり過ごせるよう、離乳食を与え終えるタイミングで親向けの食事も提供されます。
試行会では好評 親同士の交流も活発に
今月6日に実施された試行会には、母子11組が参加しました。スタッフらは、だしで煮込んだニンジンやジャガイモ、ダイコンなどをペースト状やぶつ切りにするなどして離乳食を提供。併せて親向けに作った鶏肉のソテーやサラダも配膳しました。
長男(1歳)と参加した同市の母親(34)は「外食先では大人の食事のペースに合わせて食べさせたり、残せば食事を終わらせたりしてしまいますが、ここは親子でじっくりと食べられるのでありがたい」と笑顔を見せました。さらに、「同じ月齢の子がいるお母さんとも話ができ、悩みは同じだと知って安心できた」と喜びを語りました。
宮崎さんは「運営のノウハウを確立させて、他の自治体や助産師の方とも連携し、有田以外でも取り組めるようにしたい」と話しています。
今後の開催予定と詳細情報
初回の開催は4月3日午前10時30分から午後1時までで、定員は10組です。以降は毎月第1金曜日に実施する予定となっています。食事は1歳児までは無料で、18歳以上は500円が必要です。市外の親子の参加も受け付けています。
予約や問い合わせは、宮崎さん(050-8881-5973)まで連絡してください。この取り組みが、子育て家庭の支援と地域コミュニティの活性化に貢献することが期待されます。



