埼玉県が廃止検討の障害者向け保養所「伊豆潮風館」、超バリアフリーで五つ星評価
埼玉県廃止検討の障害者保養所「伊豆潮風館」、五つ星評価

埼玉県が廃止を検討する障害者向け保養所「伊豆潮風館」、超バリアフリーで五つ星評価

埼玉県が廃止を検討している障害者向け保養所「伊豆潮風館(ちょうふうかん)」は、静岡県伊東市に位置し、その徹底したバリアフリー設計から高く評価されている。この施設は、障害者向けに朝夕食付きで1泊7380円と、周辺のリゾートホテルに比べて特別豪華ではないが、利用者への細やかな配慮が随所に施された宿泊施設として知られている。

施設内の詳細なバリアフリー設計

伊豆潮風館のロビーには、埼玉県・春日部名物の凧(たこ)が飾られ、温かみのある雰囲気を醸し出している。館内は広く、段差がほぼなく、あちこちに手すりが設置されており、車いす利用者や高齢者でも安心して移動できる。オーシャンビューの天然温泉では、洗い場のいすの高さが2種類用意され、脱衣所の鏡は一部が傾斜しており、車いすからでも見やすい設計となっている。

さらに、多目的トイレや介護リフト付きの家族風呂も備えており、障害者や家族連れにとって利便性が高い。格付け調査員が評価すれば、「お年寄りも子どもも安心して利用できるのが◎。建物は古いけど、時代の先端を行く宿です。星五つ」と報告するだろうとされる。

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存続をめぐる議論と課題

一方で、埼玉県はこの施設の廃止を検討しており、有識者会議は「県が多額のコストをかけて維持する必要性は低い」と提言している。しかし、障害者団体は「民間では代替できない施設」として存続を強く訴えており、その理由は以下の点にある。

  • 超バリアフリー設計: 民間ホテルでは実現が難しい細やかな配慮が施されている。
  • 低廉な料金: 障害者にとって経済的負担が少ない価格設定。
  • 安心感: 障害者や家族がリラックスして過ごせる環境。

海なし県である埼玉県の住民が、心地よく潮風を浴びられる五つ星ホテルは他にないとして、廃止はもったいないとの意見も根強い。この施設は、単なる宿泊施設ではなく、障害者の社会参加と憩いの場を提供する重要な役割を果たしている。

今後、埼玉県と障害者団体の間で、コスト削減と施設存続のバランスをどう取るかが焦点となる。地域のニーズを考慮した持続可能な運営モデルの検討が急務だ。

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