「19時消灯ママ」が語る早寝の驚きの効果 子育ての悩みが睡眠で解決
早寝で子育て楽に 19時消灯ママが実践する驚きの効果 (17.04.2026)

「19時消灯ママ」が実践する早寝の驚きの効果 子育ての悩みが睡眠で解決

子どもの寝かしつけに苦労する保護者は少なくない。そんな中、夜7時に家の明かりを消して3姉妹を就寝させる「19時消灯ママ」として活動するれーこさん(横浜市在住)が、早寝のメリットを説いている。彼女は「子どものかんしゃくが減り、子育てが楽になった」と語り、交流サイト(SNS)や著書を通じてその経験を広めている。4月は進学や進級で子どもの生活リズムが変わりやすく、実践しやすい時期だという。

生活が回らなくなり追い詰められた経験

れーこさんが19時消灯を始めたのは2020年初夏。当時、3姉妹は上から6歳、3歳、1歳だった。家事と育児に手がかかり、就寝が夜10時過ぎになる日もあった。4月に長女が小学校、次女が幼稚園、三女が保育園に入り、れーこさん自身がパートを始めると、生活が回らなくなった。

次女は帰宅後、泣き叫ぶなどのかんしゃくがひどくなり、姉妹にけんかをふっかけることが増えた。長女は朝、起きられなくなり、帰宅が遅い夫には頼れず「このままでは子どもにひどいことをしてしまう」と追い詰められていた。

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早寝で生活が一変 子どもも親も笑顔に

新型コロナウイルス感染拡大の影響で一斉休校が明けた6月ごろ、長女が「学校に行きたくない」と言い出した。れーこさんは「疲れが出たのかもしれない」と考え、3人を夜7時に寝かせてみた。

すると、生活は一変。3人とも10~12時間眠り、朝6時前後には起きるようになった。次女のかんしゃくは減り、長女は元気に登校し始めた。登園・登校前にピアノの練習や工作を楽しむようになり、長女は勉強にも自ら取り組むように。れーこさん自身も、子どもが寝た後に2時間超の自由時間ができ、心に余裕が生まれた。

SNSで反響広がり 著書でメソッドを紹介

れーこさんは2022年から早寝の工夫をSNSで発信。実践した保護者から「寝るのが嫌いだと思っていた子がよく寝るようになった」「勉強も遊びも集中力が上がった」などと反響が相次いだ。2024年には「育児の悩みスッキリ解決! 子どもの早寝メソッド」(講談社)を出版。親の帰宅が遅かったり、子どもの習い事があったりしても早く消灯する方法や、帰宅してすぐに食べさせられるレシピを紹介している。

帰宅後の家事と育児の同時進行が課題

れーこさんは、寝かしつけが遅れがちな原因を、帰宅後に家事と育児を同時に進めようとするからだと分析。家事は子どもが寝た後に行うと割り切り、子どもの世話に集中した。

具体的な工夫として、子どもには風呂、夕食の順に済ませてもらう。大人でも夕食後に立ち上がって風呂へ向かうのはおっくうになりがちだが、最も手間がかかる入浴を初めに済ませれば、夕食、消灯までの流れが円滑になるという。

十分な睡眠で親子の時間が充実

子どもの睡眠時間が長くなると一緒に過ごす時間が減ってしまうと心配する人もいるが、れーこさんは「十分な睡眠で子どもが元気になると笑顔が増えて、不思議と親子の時間が充実したと感じられる。子育てに悩んでいる人に試してほしい」と語る。

小児科医も睡眠の重要性を強調

江崎グリコによる2021年の調査では、0~2歳児を育てる保護者800人中「夜9時までに寝かせるのが理想」としたのは68.8%だったが、実際にできているのは46.1%にとどまった。

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発達障害などの悩みを抱える親子の支援拠点「子育て科学アクシス」(千葉県流山市)を主宰する小児科医の成田奈緒子さんによると、かんしゃくや小食などの悩みの多くが十分な睡眠で解決するという。「子どもを叱る前に睡眠時間を見直して」とアドバイスしている。

4月は生活リズムが変わりやすい時期。れーこさんの実践を参考に、早寝の習慣を取り入れてみてはいかがだろうか。