西宮市で介護保険料の算定ミス、104人に最大17万円の過少徴収が判明
兵庫県西宮市は、2025年5月に65歳になった市民のうち、104人を対象に介護保険料の算定ミスがあったことを明らかにしました。このミスにより、1人あたり最大約17万円を過少に徴収しており、差額の合計は約430万円に上ります。市は対象者に謝罪文を発送し、差額の納付や返還手続きを進めています。
プログラム設定の誤りと確認不足が原因
発表によると、昨年5月に市高齢介護課の職員が、同月に65歳になった405人の介護保険料を算定する際、誤ったプログラムを設定しました。間違いに気づいた後、委託業者が修正作業を行いましたが、その過程で同一世帯の家族の課税情報が抜け落ちてしまいました。市もこの誤りに気づかず、本来とは異なる金額で介護保険料を決定してしまったのです。
このミスの影響は深刻で、所得の修正申告が正しく反映されない人もいたことが分かっています。市職員が今年2月に介護保険料を年金天引きにする処理を行った際、ようやく誤算定に気づきました。103人に対しては過少徴収が発生し、差額の納付を求めています。一方、1人からは本来より多く徴収しており、約1万4000円を返還する予定です。
市民への影響と今後の対応
西宮市は、対象者に対して迅速な対応を約束しています。謝罪文の発送に加え、差額の納付や返還に関する詳細な説明を行い、手続きのサポートを提供する方針です。この事態を受けて、市は再発防止策として、介護保険料の算定プロセスの見直しと職員の研修強化を検討しています。
このミスは、行政サービスの信頼性に影響を与える可能性があります。市民からは、正確な情報提供と透明性のある対応を求める声が上がっています。西宮市は、今後も高齢者支援を適切に実施するため、システムの改善と人的ミスの防止に努めるとしています。



