千葉県流山市、来春の統一地方選から電子投票導入へ タブレット使用で開票時間短縮
流山市、来春の統一地方選から電子投票導入へ タブレット使用

千葉県流山市は28日、タブレット型の電子投票機を活用した電子投票を、来春の統一地方選で実施される市長選と市議選から開始すると発表した。これは県内で初めての試みであり、関連する条例案を市議会6月定例会に提出する予定である。

電子投票の仕組み

電子投票では、投票所の記載台に設置されたタブレット端末の画面に表示された候補者名を、タッチペンで選択して投票する。期日前投票でも同様の方式を採用する。ただし、視覚障害者向けの点字投票と不在者投票については、従来通り紙の投票用紙を使用する。

市の説明によれば、電子投票には以下の利点がある。

Pickt横長バナー — Telegram用の共同買い物リストアプリ
  • 氏名を記入するのが困難な人でも容易に投票できる
  • 誰に投票したか判別できない、または他の内容が書かれているために無効となる票や案分票が発生しない
  • 開票作業に動員する職員を削減でき、作業時間も大幅に短縮される

井崎義治市長は「迅速かつ正確な開票が期待できる」と強調した。

市長選と市議選での運用

候補者が少ない市長選では、画面に最大6人までの候補者名を表示する。一方、候補者が多い市議選では、氏名の頭文字を検索して投票先を画面に表示させる。投票が確実に行われると、「投票しました」という音声が流れ、電子投票機にロックがかかる。投票先はUSBメモリーとバックアップ用のSDカードに記録され、開票所のパソコンで読み込んで集計する。

導入計画とコスト

市内46か所の投票所に、合計350台の電子投票機を導入する計画である。最初は、投票に訪れた人々にタブレットの使用方法を説明するため、案内職員を配置する。

次回の市長選と市議選では、電子投票機のレンタル料と業務委託費として、合計約5300万円の費用が見込まれている。この費用は国の交付金で賄われる予定である。また、市は統一選で行われる県議選にも電子投票を導入するため、県に対して条例の制定を要望している。

期待される効果

市選挙管理委員会によると、前回2023年の統一選では、開票作業に市長選で2時間5分、市議選で3時間20分を要した。電子投票により、市長選では約1時間、市議選では約2時間の短縮が見込まれている。また、無効票は市長選で204票、市議選で730票発生していたが、電子投票によってこれらの無効票が大幅に減少すると期待される。

電子投票への関心は、大阪府四條畷市が2024年に実施したことを契機に高まっている。

Pickt記事後バナー — 家族イラスト付きの共同買い物リストアプリ