小池知事、税収偏在是正に反論「時代に合った制度を」関東知事会議で応酬
小池知事、税収偏在是正に反論「時代に合った制度を」

東京都の小池百合子知事は26日、東京都内で開かれた関東地方知事会議で、周辺県の知事が求める税収の偏在是正について反論した。小池知事は「地方税財政制度の構造に問題がある」とし、「時代にふさわしい地方税財政の制度のあり方を検証していくべきだ」と述べた。

周辺県知事が是正を要求

埼玉県の大野元裕知事は「行政サービスの地域間格差はもはや看過しえない」と強調。その上で「都が言うように都税が収奪されているわけではなく、法人2税は国税化され、統一の基準で財源調整されている。偏在是正を早急かつ確実に行う必要がある」と述べた。

千葉県の熊谷俊人知事は、税収確保のインセンティブを高めるよう地方交付税を見直すべきだとする都の主張に対し、「財源の地域間格差が拡大し、状況が悪化する懸念がある」と反対した。

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神奈川県の黒岩祐治知事は「税収の偏在は東京都が悪いと言っているわけではなく、都に税収が集中してしまう地方税制の仕組みそのものが悪い」と指摘。与党税制改正大綱に記載された是正策を着実に実現するよう求めた。

小池知事の反論

これに対し小池知事は「全国の地方税収は伸びている一方、地方の財源が不足していると不満が上がっている」とけん制。税収が増えるほど地方交付税が減らされるなどの構造的な問題があるとし、単純な偏在是正ではなく制度全体の見直しが必要だと主張した。

会議ではこの他、都が取り組む「東京クールビズ」の全国展開などを提案。千葉県は匿名・流動型犯罪グループ(匿流)の捜査に必要な機器の整備拡充などを提起した。地方財源の拡充につながる地方税財政制度の抜本的改革を求める共同提案を含む計12項目を国に要望することで合意した。

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